【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。

ユグドラシル
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2004-08-25



【歌詞の大まかな意味】

『他人の役に立つ』という信念のもとに、
今までたくさんの人を笑顔にしてきた。
だけど、ふと思い返してみれば、自分だけは笑っていない……

そんな君は、助けを呼ぶ泣き声を、昔どこかで聞いたはずだ。
その人を救いたくて、ずっと探していたはずだ。
ちょっと遅くはなったけど、泣いていたのが
誰でもなく自分自身だったことに、君はやっと気づけたね。

君が立ち止まっている間にも、
この惑星は絶えず回り続けて、人々を先へ先へと進めていく。

ひとり取り残された君の心の中で、
弱々しくて、目に映らないほど小さくても
魂が輝きを放っている。
苦難にぶつかって消えてしまいそうになって、
それでも僕に合図を送り続けてくれているのが、僕にはわかる。


自分の居場所を見失って、悲しみの真っただ中にいながらも、
君はぐらつく信念をいまだに大切にかかえている。

目的地へ行くのか、元の場所に帰るのかはわからないけれど、
みすぼらしい猫が通り過ぎていく。
君もまた歩きだすために、
今まで掲げてきた信念を降ろそうと決心したようだ。

さあ、行ってらっしゃい。
君の旅路を照らす光は、君自身の中にある。

弱々しくても、目には見えないとしても
僕の魂も僕の中で輝いている。
まるで歌ったりささやいたりするように、
君に向かって合図を送り続けている。


いよいよ君は去っていく。
けれど君の心の中からは、こんな声が僕には聞こえる。
「愛しいあなたの中に、ずっといるよ」って。

歩き出して、自分の足で星を回してごらん。
望む世界を君の手でつかんでごらん。
それでも僕らはいつだって、お互いの心の中に一緒にいる。


弱々しくても、目には見えなくても
君の魂は輝きを放っている。
困難にぶつかって消えてしまいそうになりながら、
それでも僕に合図を送り続けてくれている。

元気づけるように、そっと励ますように
僕の魂も合図を送りながら、君の帰りを待っている。
もし帰ってきたらその時は、
弱々しくても、目には見えないとしても
すぐに君の輝きを見つけてあげる。



【補足】
 タイトルのfire signは灯台、もしくは船などの信号灯のイメージで解釈しています。

※2021年5月20日 更新