Butterflies(通常盤)
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2016-02-10



【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。


【大まかな意味】

つらい気持ちを隠そうとしても、うまくできていないのは自分でもわかる。
だからって、誰かが元気をくれるわけじゃない。
よくわかってる。元気を出さないといけないのは誰なのか。

こんな内心、まわりの人は気づいてないだろうと思いつつ、
本当は丸わかりのような気もするぞ。
できるだけごまかさなきゃ。それができないなら見て見ぬふりだ。

無理して我慢して、作り笑いして、まわりも自分も騙しつづける。
意地だけで踏ん張っている。自分に嘘をつかないと守れないような、弱々しい意地で。

誰の声も届かない心の底で、人知れず息づくものがある。
「僕はここでずっとひとりぼっちだよ。
 でも、この自分の手を、どうにか自分で引っぱって連れていくね」


どうすればいい? 自分に問いつづけてきたけど、答えはいつまでたっても見つからない。
たぶん、本当は、自分が答えから逃げてるだけ。

つらい気持ちを隠してるわりに、まわりが心配してくれないと不満に思う。
いや、単に、つらい気持ちを相手が知らないだけ。

心配してよぉ。こんなにつらいんだよぉ。
そんな自意識過剰なやつを見くだしている。
だけど、何だか、自分自身を見ているみたいだ…。

「お互い持ってるものは違うかもしれない。同じようにもできないかもしれない。
 でも僕がここにいるってこと、知ってほしいんだ。僕と同じ場所にいる君に」


 さあ、最初に元気を出すのは誰だろう。
 もうどれくらい長い間、心から笑ってない?
 泣いたのは何のため? 考えたって仕方ないか。

 さあ、最初に大声を出すのは誰だろう。
 もうどれくらい我慢して叫んでない?
 それを忘れたのは何のため?
 思いだしちゃいけないの?

 自分はまともな人間じゃないし…、ってその『まともな人間』ってどこ?
 普通の人はいいよね…、ってその『普通の人』って誰?
 僕のとなりにいるのも、君のとなりにいるのも、君と同じような人間じゃない?
 さあ、いつまで笑わないでいられる? いつまで叫ばないでいられる?
 この我慢大会、真っ先に大声を出すのは誰だ?
 元気になるのは…?


誰の声も届かない心の底で、人知れず息づくものがある。
「君はそこでずっとひとりぼっちだったね。
 でも、その君の手を、僕がどうにか引っぱって連れていくよ。

 お互い持ってるものは違うかもしれない。同じようにもできないかもしれない。
 でも僕と君は、今ようやく出会えたんだって、勝手に僕はそう思うから。

 臆病な自分の手を、自分で引っぱって連れていくよ。君のところまで。
 どうか届いて。この手で触れさせて」


【補足】
・「 」でくくった一番のサビと二番のサビ、そして最後の大サビを誰の言葉ととらえるかで、解釈は大きく違ってくると思いますが、ここでは「心の中の自分」という立場をとっています。