【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。

ダイヤモンド
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2000-09-20



【歌詞の大まかな意味】

いくら転んでもいいんだ。
ついた傷をよく見てみろよ。
血が赤くきらめいて、「君は生きてる」と教えてくれてるだろ。
道の上にもぽたぽた落ちて、君が歩いた道のりを教えてくれてるだろ。

いくら迷っても問題ないさ。
落ちた血のあとが道しるべになる。
目的地なんかなくてかまわない。そんなの君の歩いたあとにできるから。
道がたくさんあって迷うけど、だからこそ、どこにだって行けるんだ。

昔は大切なものがたくさんあったろう。
もうかなり減ったけど

でもひとつだけ、たったひとつだけは、しっかり抱えて離すんじゃないぞ。
君の血が教えてくれてる、「君は生きてる」という言葉だけは。

 

どれだけ長いこと、救いを求める声を無視してるんだ?
君の後ろでずっと泣いてるのが誰か、いいかげん振り返って見てやれよ。
前しか見てないから、なかなか気づいてやれないんだな。
どこまでも追いかけてくる、「置いていかないで!」っていう彼の声に。

聞いたことのある懐かしい声だろう。
自分にとってすごくだいじな声のような…?

そうだ、何かだいじなものを落としながら、君はここまで来たんだぜ。
ひとつずつ出会い直すために道を引き返すのも、全然悪いことじゃない。

 

「…やっと見つけた。でも君は誰?
…そうか、君は僕自身だ。
大嫌いだった弱い自分を、ずいぶん前に置き去りにしてきたんだ…」

 

いくら転んでもいい。いくら迷ってもいい。
本当に大切なものなんか、そうたくさんあるわけじゃない。
君の人生の最初から、最後まで、たったひとつだけ。

たったひとつだけ、しっかり守って見捨てないでくれ。
世界にひとつだけの、生きている自分という存在を。

弱い部分も強い部分も、どっちもかけがえのない君自身。
ほかの誰よりも、ほかのどんな物よりも、君を一番に守ってくれ。

 

君がいつか旅立つときは、上手に歌う必要なんかないから、
何よりもまずこの歌を、一緒に連れて行ってあげてほしい。

 

※ 2018/02/05更新