花の名
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2007-10-24



【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。


【大まかな意味】

あなたに伝えたいことは、とても単純なことなのに、
どうして口に出して言う勇気が出ないんだろう。
だけど、ひとことも口には出さないのに、
どうしてあなたには僕の気持ちが伝わるんだろう。

ふたりで見たあの日の空がどんなだったか、思いだせないとしても、
ふたりが一緒にいた事実は、絶対に記憶から消えることはない。

たとえばあなたが花だったとしたら、
たくさん咲いた他の花との違いなんて、何もないかもしれない。
だけど、そのたくさんの中から、あなたという一輪を選んだ僕だけが、
あなたの名前を呼ぶことができる。
あなただけに伝えられる言葉がある。


あなたと出会えなかったら、
僕は今、まったく違った人生を歩んでいただろう。
あなたがいなかったら、
僕はこんな唄を歌うことはできなかっただろう。

あなたが僕に生きる力を貸してくれた。
だからそれは絶対、僕の生きているうちに返さなきゃならないものなんだ。

泣くことも笑うこともできないほどつらくなったとき、
そんなときだけでいいから、どうか思いだしてください。
僕と同じように悩んで、悩んで、そうして僕という花を選んだあなただけが、
僕の名前を呼べるということを。
あなたの言葉が、僕にはきっと伝わるってことを。


誰にだって、会いに行きたいと思う誰かがいる。
同じように、会いに来てほしいと思う誰かがいる。
自分が会いたいと思う人は、いつだって、自分を待ってくれている。


たとえばあなたが花だったとしたら、
たくさん咲いた他の花との違いなんて、何もないかもしれない。
だけど、そのたくさんの中から、あなたという一輪を選んだ僕だけが、
そして一輪を選んだあなただけが…

いつの日か、泣くことも笑うこともできなくなったとき、
そんなときだけ、どうか思いだしてください。
たった一輪の花を選ぶことのできた、あなただけが、
僕の名前を呼べるということを。
あなたの言葉が、僕にはきっと伝わるってことを。

僕だけを待っているあなたがいて、
そして、あなただけに会いたい僕がいるということを。


【補足】
・曲名に合わせ、ここでは歌詞の中の「唄」を「名前」などとしましたが、もちろんそれより広い意味を含んでいると解釈した方が自然でしょう。